瀕死のテレビ
「瀕死のテレビ」と言ったって、別に今のテレビ業界が瀕死状態で建て直しが急務だなんて大げさなことを言いたいのではない。単に僕の部屋のテレビが調子が悪いというだけの話だ。
今のテレビは会社に入って初めてのボーナスで買ったもので、今年で15年になる。25型のブラウン管テレビで(液晶テレビなんてなかった)、確か10万くらいだった。ソニー好きだった僕は迷わずソニーのテレビを買ったのだった。
そのテレビが先日から不調である。電源を入れても映像が出ない。音声は聞こえるのだが、画面は真っ黒のまま。で、まったくダメかというと、そうでもなくて、20分から30分すると画面が映る。首の皮一枚でつながってるという感じなのだ。
このテレビで僕はさまざまなものを見てきた。阪神大震災、オウム事件、2000年問題。さらにダイアナ妃の死もイラク戦争もスペースシャトルの墜落も見た。事件で一番衝撃的だったのは、WTCのテロ。まさに生中継でその瞬間を目撃し、言葉を失った。
スポーツでもいろいろ見てきた。ドーハの悲劇とジョホールバルの歓喜。岡野の蹴ったボールがゴールに転がり込んだとき、僕は深夜にもかかわらず大声をあげた。長野オリンピックでは原田と一緒に泣き、また大リーグ中継では野茂のノーヒットノーランにガッツポーズをとった。
そのうち、30分たっても1時間たっても画像が映らなくなるだろうし、音声も途切れるだろうが、僕はコイツが完全に息を引き取るまで付き合おうと思う。(って、ホントは新しいテレビを買う金がないからなのだが。。。)
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