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2008年11月

顎関節症

 ここ数日あごが痛い。ものを噛むと左のあごだけ痛みが走る。まだ痛くてどうしようもないところまではいってないけど。布団に入ってテレビを見ながら寝てしまう癖があって、そのせいで、寝違えて、顎関節症になってしまったのかな。正常な人は口をあけたときに縦に指が3本入るそうだが、僕は2本がやっとだ。

 僕は過去に2度、あごをはずしているので、その影響もあるかもしれない。1度は朝起きて大あくびをしてしまったとき。もう1度はちょっと大きな声では言えないようなことをしてる最中に。。。

 僕はどちらかというと、食欲中心に生きてるところがあって、硬くておいしいものが食べられなくなるのは困るので、早く治したいところだ。

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湖北へ紅葉狩り その2

 鶏足寺を後にして次に向かったのが、近江孤蓬庵。大名茶人、小堀遠州の菩提寺である。その庭園の美しさで有名だが、さらに紅葉の季節は一段と素晴らしい、らしいのだが、ここはさすがに来るのが遅すぎたようで、もみじも色あせていた。ただ門の周辺の雰囲気ははなはだ良い。庭自体も格調があって、縁側に座って眺めていると時間を忘れそうになる。が、いいところで団体さんがお見えになったので、しぶしぶ退散する。

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 孤蓬庵の駐車場は少し離れているのだが、その途中にある神社の参道のほうが紅葉としてはきれいだった。イチョウの葉の黄色ともみじの葉の朱色がコラボしていて、いい風景だった。鶏足寺や孤蓬庵といった名所以外にもまだまだ日本各地には隠れた紅葉スポットがあるような気がする。

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 僕はこのあと、長浜に出て、黒壁スクエアで名物ののっぺいうどんを食べ、海洋堂のフィギュアミュージアムを見学し、お土産に芋平の芋きんつばを買って帰ってきた。ふと思いついて出かけたわりには、充実した小旅行だった。

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湖北へ紅葉狩り その1

 26日、滋賀県北部の湖北地方に小旅行に出かけた。こういう時たまについてくる祖母は村の行事があってフラれたので、オトコの一人旅になった。オンナの一人旅に比べて、ちょっとわびしい気もするが、天気もいいのでエイヤッと出かけたのだ。

 最初に向かったのはここ数年気になっていた紅葉スポットの鶏足寺。鶏足寺には駐車場がないので、隣の石道寺の小さな駐車場にクルマを止めて歩く。でもこの石道寺もけっこう紅葉がきれいで、趣がある。

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 お茶畑の横を通って鶏足寺へと歩く。すると、そこには絶景の紅葉絵巻が広がっていた。わずかに盛りを過ぎているようにも思えるが、逆に言うと「爛熟」という感じで、濃密なカラフルさに圧倒されるほど。見ていると、ちょっとテンションが上がる感じがする。たまたま前を歩いていたおばちゃんグループは「きれい」「すごい」などと感嘆しきりで、ちょっとうるさいくらい。カメラを持っている人は皆、何かにとりつかれたようにシャッターを切っている。って、僕も例外ではないけど。

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 ここは上を向いてももちろんすごいのだが、足元もなかなか美しい。もみじの赤いじゅうたんが一面に広がっているのだ。このじゅうたんを楽しみたければ、ちょっと遅めの紅葉の時期に来るしかない。

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予防接種

 今日は会社でインフルエンザの予防接種をした。内科の先生に会社まで出張してもらって、希望者に注射を打ってもらった。普段の採血のときの注射は血管めがけてって感じだが、予防接種のときは腕の外側に意外と無造作に打たれる。

 この歳になって注射が怖いなんていう人はいないだろうが、僕は幼児のときから注射は平気だった。ほかの子が泣き叫んでいようとも、僕は冷静に注射をされていたそうだ。逆に怖いのはお化け屋敷。一度も入ったことはない。

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大根収穫

 祖母がたくわん用の大根を畑から収穫してきた。いつものように手押し車に何本も乗っけて坂道を上がってきた。家の前で泥を洗い落とし、わらで首根っこをくくって、蔵の前に作った即席の「はさ場」で干す。

 このあと程よく水分が抜けたところで、祖母は蔵の中にある大きな樽に漬け込むのだ。樽の底に隙間なく大根を敷きつめ、塩をふり、自家製の米ぬかをふる。そして先日干し柿を作ったときにでた柿の皮の乾燥したものを入れる。ほのかな甘みがつくらしい。

 祖母の話によると、畑で大根を掘っているときにアマチュアカメラマンのグループにつかまって「撮影会」をしたらしい。パタ村にはたまにカメラマンがやってきて、風景などを撮っていくのだ。

 腰の曲がった老婆が雪のわずかに残る畑で大根を掘っているのだから、まあ、格好の餌食と言うべきだろう。「笑った顔がかわいいっちゅうて、こーんなでかいカメラで何枚も撮るんだから、困ったもんだ」と言いつつ、祖母もまんざらでもない様子。

 僕の専属モデルのはずなので、ちょっと嫉妬する。僕は父を手伝って家の雪囲いをしていたので、大根を掘るところは撮りにいけなかったのだ。

 モデルを務めたのなら、祖母はモデル料をもらってしかるべきだが、逆に人のいい祖母はカメラマン一人一人に1本ずつ大根をあげたそうだ。って、彼ら、最初からそれが目的じゃなかっただろうな(笑)。

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雪とイチョウ

 雪もかなり解けて久しぶりに村を散歩する。日が当たってるとそこそこ暖かいが、曇るととたんに肌寒くなる。雪がところどころ残る田んぼを見ると、まるで春先の風景のようだ。今の季節の晴れ間を小春日和って言うしね。「冬来たりなば春遠からじ」とも言うし。冬が始まったばかりだが、辛抱強く春を待とう。冬は春を産むタマゴなのだから。

 雪が降ったあとで、ちょっと泥縄なのだが、お寺の本堂に雪囲いのシートがかけられた。もちろんお寺が業者に頼むのではなく、檀家のボランティア。そのお寺に2本立ってるイチョウの木も黄葉もそこそこに風で散り始めてしまった。先日の雪に当たった影響もあるかもしれない。

 イチョウの葉が落ちる前に雪が降るのは珍しい。白い雪の上に広がるイチョウの黄色いじゅうたんはそれはそれできれいだけれども。山々の紅葉も気の早い雪のせいでちょっと色あせちゃったかな。そうそう、僕の家の裏庭の小さなもみじの木も重たい雪に乗っかられて枝がいくつも折れてしまったっけ。

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あんころ餅

 地の魚の刺身と自家製のかぶの漬物で白ワインを空けたあと、シメはご飯じゃなくて、これも自家製のあんころ餅を食べた。僕はお酒も甘いものもいける「舌の両刀使い」なもので。。。

 でも、実際の餅はあんころっていう感じのかわいいものじゃなくて、ボリューム満点のお餅。つきたての餅をたっぷりのあんでまぶしたもの。でもちょっとあんこ、多すぎじゃないかな?

 あんの材料はもちろん、うちの畑でとれたあずき。数日前祖母が棒切れで叩いて脱穀し、選別したものだ。家の裏でひなたぼっこをしながら、背中を丸めて、豆を選り分けていたっけ。

 僕は雑煮よりも、ぜんざいよりも、大福餅よりもこのあんころ餅が好きなので、ぺろぺろっと3個も食べてしまった。2個目までがご飯のかわりで、3個目がデザートかな(笑)。

Azuki

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積雪24センチ

 昨日は1センチ雪が積もっただけでうれしがって記事を書いてしまったが、今朝起きると外は完全に冬景色。ものさしをもって家の前で雪の深さを測るとなんと16センチ。11月にしては大雪の部類に入るだろう。

 昨日は機能していた村道の融雪装置も、今朝は水を流し始めるのが遅かったのか、道路上にかなりの雪が積もってしまっている。これではスノータイヤではないクルマでは仕事に行けない。ってことで、困ったときの路線バスに乗る。

 途中、山の木や竹が雪の重さでグググッとしなっているのが見えた。重い雪のようだ。立ち往生しているトラック2台とすれ違う。無理してノーマルタイヤのクルマで出てこなくてよかったと思う。

 先週市内のアパートで暮らしている弟が早々とタイヤ交換しに帰ってきていて、僕は「まだちょっと早いだろう」と言ったのだが、ちっとも早くなかった。弟の第六感、冴えてるなあ。

 帰宅して雪関係のサイトを物色していて、なんとパタ村の積雪経過のわかるサイトを発見。うちの村のどこかにアメダスのような観測機器が設置されてるらしい。で、それによると、僕が仕事に行ったあとも雪は積もり続け、午前10時に24センチに到達している。その後は晴れ間も見えたせいか、減少に転じたけども。

 雪景色もきれいで嫌いじゃないけれど、まだもうちょっと晩秋の風情も楽しみたいので、本格的出番はもう少しあとにしてね、冬将軍さん。

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初雪

 深夜に「雪起こし」の雷が鳴っているなと夢うつつに感じてたら、案の定朝起きたら一面の銀世界。まあ積雪1センチくらいだけど、11月中旬で積もることは珍しいし。村の中の道はさっそく融雪の水が流れてるので、まだノーマルタイヤだけどクルマで仕事に行けそうで一安心。

 パタ村はうちの市で最初に雪が降る地域なので、そこで1センチの積雪ということは2つくらい下の村に下りていくともう積雪はなく、まして市街地まで行くと完全に雪の「ゆ」の字もない。

 だから屋根にうっすら雪を積んでる僕のクルマを見てちょっと驚く人がけっこういる。僕はその反応が好きで、わざと雪は落としていかない。ド田舎に住んでると思われたくなくてきれいに落としていく女の子もいるけどね。逆に僕は早々と雪の積もるド田舎に住んでるのがちょっと誇りなのかもしれない。

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ゴールドブログ

 いつもこのブログを見てくれるみなさん、ありがとうございます。このたび、拙ブログ「パタゴニア暴風警報」が富士通パソコン利用者によるブログサイト「Azbyブログひろば」の「今週のゴールドブログ」に選ばれました。これもひとえにいつもこのブログを見てくれる方、コメントくれる方のおかげです。いや、ホントに。みなさんの閲覧、コメントがブログを続けていける原動力です。今後ともご愛顧のほど、すみからすみまでズズズイーッと御願いたてまつりまする。

 それにしても、「金賞」なんてこないだのベネチア国際映画祭以来だな。って、ちがうか。小学校時代の絵画コンテスト以来かも。。。

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ハッピーフライト

 今日は火曜日にしては珍しく仕事は休み。っていうか、本当なら休みの明日の代休なんだけど。で、何しようかと思って、ふと思い立って映画を観にいった。『レッドクリフ』もそそられたんだけど、ちょっと大作過ぎておなかにもたれるかなと思って、お気楽そうな『ハッピーフライト』にした。でも観終わって感じたことは単なるお気楽ムービーではないってこと。

 事前に聞かされていたように航空関係トリビアが散りばめてあって、各部署部署で小さなストーリーが展開されてて。伏線も気持ちいい程度に張られてて。あそこまで頼りなさげな副操縦士(田辺誠一)がいるとは思えないけど、決めるときは決めるし。って、決めるストーリーじゃないと全日空が全面協力するわけないか(笑)。

 女優さんではメイン格でキャビンアテンダント役の綾瀬はるかよりも、ディスパッチャー(運行管理者)役の肘井美佳がかわいかったなあ。アクシデントでデジタル機器が駄目になって窓際に追いやられてたアナログ人間(岸部一徳)がその真価を発揮するというストーリーはよくある展開だけど、まあ嫌いではない。

 男優では機長の時任三郎ももちろんよかったけど、整備士役の田中哲司がかっこよかった。ヘビーデューティーとは対極の僕もあのつなぎ姿にはちょっと憧れた。

 かっこよかったと言えば、酔客を説得するチーフパーサー役の寺島しのぶもかっこよかった。今気の強い女性を演じたら彼女が一番だろうね。

 ほかにも管制官のちょっと宇宙人的なところとかもよく描写できてたし、笹野高史はベタだけどしっかり笑いをとってたし。とにかくさわやかな「読了感」のある、今年一番のコメディムービーだった。

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村のバス停

 パタ村のバス停もすっかり秋の風情。桜の枯葉も落ち始めていて、風に吹かれてカラカラと転がっていく。このバス停は村人以外にも、峠道をハイキングするお客さんが降り立ち、あるいは帰っていく玄関口でもある。桜が咲き、背後の田んぼの土手に芝桜が咲く春は申し分ないが、この秋も十分趣きのある場所だと思う。

 最近各地の路線バスが相次いで廃止されているという。補助している自治体の財政難が理由らしいが、パタ村を折り返していくバスもご多分に漏れず、乗客は致命的なほど少ない。僕は酒を飲んでタクシーで帰った日のあくる朝に会社まで利用するくらいだが、なんとか細々とでも生き残ってもらいたいものだ。

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異常気象時

 パタ村の入り口の道路沿いにある看板には「異常気象時通行規制区間」と書いてある。早い話が、豪雪が降ったら県としては道路の除雪はあきらめます、と宣言しているのだ。確かに10年以上前の大雪の時には除雪が間に合わなくて、会社まで10キロほど歩いて行った覚えがある。

 もうすぐパタ村でも初雪が降る季節だが、この秋、県は看板とは裏腹に道路確保にやる気を見せた。パタ村からひとつ下の村まで融雪装置を設置したのだ。ちょうどこの区間が雪が多くて、僕も年末の繁忙期に深夜に帰宅するとき、10センチ以上の新雪をかき分けてクルマを走らせるときには心細い思いをしたものだ。この雪道を帰ることを考えてクルマは4輪駆動にしているのだが、融雪装置がばっちり働くなら、燃費のいいFF車に乗り換えることも可能かもしれない。

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お寺のイチョウ

 うちの村のお寺にある一対のイチョウの木もかなり紅葉してきた。おっと「黄葉」と書いたほうがいいのかな。まだ完全に黄色じゃなくて、黄緑だけど。でもこれぐらいの色が僕は好きだな。なんとなく密集した葉が太陽光線を増幅させているような感じがする。日光に愛された植物というべきか。

 そういえば、祖母がこの木の下で拾ってきたぎんなん、まだ食卓にのぼってないなあ。秋はおいしいものが多くて、ちょっと手間のかかるぎんなんは後まわしにされてるのかな。煎って塩つけて食べたらうまいだろうな。

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干し柿&そばのその後

 祖母がたくさんこしらえた干し柿は裏の軒先で干されて、かなりいい感じになってきた。カビが生えないようにたまに熱湯にくぐらせるらしい。あめ色というか、べっこう色になり、さらにおいしそうな黒褐色に仕上がっていく。今年の秋は気温が高めだが、もう少し低いほうがいいみたい。

 そばのほうも天日で干されて固くしまっていく。早く挽きたてのそば粉で打ったそばが食べたいものだ。父が打つそばはつるつるっとした食感や洗練した感じは味わえないけれど、田舎そばらしい「あたたかみ」に満ちていると思う。太くて短くて体裁は悪いけれど、出自のはっきりした正真正銘のそばの味がする。

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しょうが

 今年初めて祖母は大根畑の一角にしょうがを作った。親戚関係のみょうがとよく似た葉が育ち、先日ようやく収穫した。泥を洗い落とすと、きれいな肌が現れた。薬味としてだけ使うのはもったいないので、母に甘酢漬けにしてもらうつもりだ。これからの季節、しょうが湯にするのもいいかもしれない。すりおろしのしょうがと砂糖だけでいいのかな。手作りジンジャーエールってのもいいかもしれない。

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パタ村の空

 風邪も完治して久しぶりにパタ村を散歩。寒すぎず、なかなか気持ちいい。空気が澄んでる気がする。そして何より空がきれいだ。風邪で体力が落ちたせいか、心臓破りの急坂でかなり苦しくなる。でもがんばってUターン地点のうちの畑まで登りきった。でも降りる途中、風邪の名残りの大きなくしゃみをひとつして、山あいにこだました。

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あずきの原始的脱穀

 父がそばを脱穀するのに使った「足踏み式脱穀機」が近代的脱穀だとすれば、祖母があずきの脱穀のためにおこなう方法は原始的脱穀だといえるだろう。むしろの上で干したあずきの鞘を木の棒でたたいて、鞘から豆を出すのだから。

 僕があずきだったらこの方法はイヤだなあ(笑)。鞘の中で気持ちよくひなたぼっこしていたら、突然腰の曲がった老婆に凶器でたたき出されるのだから。どうせなら、きれいなオネエサンに優しく鞘をはずされて、外界に出たいものだ。

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幕の内弁当的コンサート

 芸術の秋真っ只中ということで、今日は市内のホールでおこなわれたクラシックのコンサートに出かけた。といっても、堅苦しい、眠気を誘うようなガチガチのクラシックコンサートではなく、合唱曲あり、ソプラノ独唱あり、モーツァルトあり、ベートーベンあり、ビゼーあり、映画音楽ありの「幕の内弁当」的なコンサートだった。

 さらに小学生に指揮者の体験をさせるコーナーや観客全員を立たせて日本唱歌を歌わせるコーナーもありで。しかたなく僕も「われは海の子」を歌った。ホントは「山の子」だけどさ。

 もちろん値段と敷居が高いだけでたいしてうまくないフランス料理のコースよりも、安いけど程度のよい幕の内弁当のほうが満足度は高いわけで。今日のコンサートはまさにいい意味で「幕の内弁当」だった。

 合唱曲のひとつは、永年埋もれてた地元を歌った歌だったし、ソプラノを独唱したのは僕の高校時代の同級生だったし。彼女、高校時代からチャーミングだったけど、今日はまるで白雪姫風だった。

 アンコールは「千の風になって」。デザートもしっかりいただいた気分になって、気持ちよく帰路につけた。やっぱり生のオーケストラはいいね。

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柿の皮

 祖母が先日干し柿を作ったときに出た柿の皮が軒先に干してある。祖母に何に使うのか、たずねると、大根やかぶの漬物を作るときに甘みをつけるために入れるらしい。なるほど。昔の人はモノをなかなか捨てないね。もったいない精神というか、エコというか。おばあちゃんの知恵袋って感じだね。たしか、果物の皮には天然酵母があるので、発酵の面でもメリットがあるのかもしれない。

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セイコガニと年賀状

 今日は二十四節気のひとつ、「立冬」らしい。紅葉狩りとか、まだまだ秋を満喫したいところだが、暦の上では今日から冬である。そろそろ冬支度を始めないといけないかもってことで、年賀状の裏面印刷をした。ネット上から年賀状素材をダウンロードしたんだけど、今年のテーマはこま。こまなんてもう何十年も回してないや。年賀状の表書きは母の担当。もちろんプリンターでも印刷できるんだけど、母が書きたいらしい。

 そして夕食の食卓には冬の味覚の王者、蟹が登場。パチパチパチ(拍手)。ただし数万円もするズワイガニではなくて、メスのセイコガニ。一杯500円。量はそれほどないけど、この値段でうちことそとこが食べられるので、僕はセイコのほうが好きかも。少年時代はアキナ派だったんだけどね。って、ちがうか。。。

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里芋掘り

 昨日は祖母の里芋掘りを手伝った。叔父と叔母も来ていて。叔父がスコップで掘り起こし、その他3人で掘り起こされた株から芋をもいでいく。最初は僕も掘り起こし役だったのだが、「へっぴり腰だし、里芋を傷つけそうだな」と叔父に失格の烙印を押されて、祖母のサポートにまわる。

 僕がまず株から里芋をもいで簡単に土を落とし、祖母がひげのような根を丁寧にとっていく。バケツにいっぱいになると、僕が祖母の手押し車の上の箱に空けに行く。小さないすに座って作業をするので、腰が痛くなる。

 祖母らの話では今年の里芋の出来は悪いらしい。叔父と叔母は水やりが少なかったせいじゃないかと言い、祖母は肥やしが足りなかったからだと言う。僕からすると、小ぶりだけど十分おいしそうだけどね。実際夕食で皮付きのまま蒸したのを食べたら(きぬかつぎって言うんだっけ?)、すごくおいしかった。

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芋車はまわるよ

 「まわる まわるよ 時代はまわる」と歌ったのは中島みゆきだが、今パタ村でまわってるのは芋車だ。一種の小さな水車で中に里芋が入っている。水流でというよりは、車の内部や他の芋との摩擦で表面の薄皮がとれていく。

 パタ村の中を流れる川は水量はさほど多くないけど、急流で勢いはけっこうあって、芋車はかなりの速さでまわっている。水質も良好で、水温はかなり低め。大昔は直接飲んでたらしい。

 この芋車、残念ながらうちのではなく、お隣さんのだが、うちにも1台欲しいなぁ。そうそう、子供の頃うちには芋車じゃなくて本当の水車があったんだよなぁ。時代はまわって、水車はまわらなくなっちゃったってことか。。。

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そばの脱穀

 「はさ」にかけて干してあったそばわらもかなり乾いたので、昨日は脱穀をした。ブルーシートを敷き、その上に納屋からもってきた「足踏み式脱穀機」を置く。昭和というか、戦前の香りがする機械だ。逆V字型の針金のついた回転ドラムでそばの実や葉を茎からこそげ落としていく。動力源はその名の通り人間の足だ。そういえば、子供の頃家に足踏み式のミシンもあったっけ。

 回転ドラムは網やむしろで覆われていて、そばの実や葉などは下に落ちる。それを桶で受けて、今度は唐箕(とうみ)の投入口に入れる。風の力を利用して、比較的重いそばの実と軽い葉やわらとを選別するのだ。脱穀機は足で回転させたが、唐箕(とうみ)は手動で回転板を回す。この回し加減が難しい。風力が強すぎると、いい実まで排出口から飛んで出ていってしまうから。もちろん1回では選り分けられないので、2度3度と繰り返す。

 それでも100%ではない。このあと、実をむしろに広げて天日に干す。この過程でさらにゴミなどを選別するのだ。気の遠くなるというほどでもないが、なかなか地道な作業の連続ではある。まあそのおかげで、食べるときにはインスタントのそばにお湯をかけて食べるのとは大きく違った味わいを堪能できるのだろう。

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ティファニーで朝食を

 久しぶりにAmazonで本を購入。トルーマン・カポーティーの「ティファニーで朝食を」。訳者は僕の好きな作家の村上春樹。最近彼の新作が出ないので、訳書でちょっと我慢しようと思って。彼の訳書で僕が買うのはサリンジャーの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」以来かな。

 これだけだと定価1200円で、送料無料にならないので、気になってたけど買いそびれていたスポーツ雑誌の「Number」を一緒に買った。こちらも僕の好きな野茂英雄特集だったので。

 次に村上春樹の訳書を買うとするとスコット・フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」かな。ここのところ秋になるとノーベル文学賞の候補とささやかれる彼だが、早く書き下ろしの長編のほうも読みたいものだ。

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干し柿

 昨日に続いて、今日も干し物ネタで。家の前庭には昨日書いたようにそばが干されているが、裏庭の軒先では干し柿がつるされている。

 蔵の脇の渋柿の実をとり、祖母が丁寧に皮をむいて、ミチシバで編んだ細い縄(これももちろん祖母が編んだ)にT字型にカットした枝の部分を引っかける。このT字型の枝の部分がいかにも手工業的で好きだ。お隣さんは普通のナイロンの紐に柿をつるしているが、やっぱりミチシバで編んだ縄のほうがクラシックでいい感じ。

 やがて干し柿は寒風で乾燥し、黒褐色になって白い粉を吹く。やっぱり日本のドライフルーツの王様だよなあ。

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そばのはさ掛け

 都会では洗濯物や布団以外、あまり干されるものはない。せいぜい問題発言をしたタレントが番組を干されるくらいのものだ。その点、田舎ではさまざまなものが干される。うちの村は漁村でないので干物系はないのだが、稲わら、豆類、しいたけ、大根、唐辛子、干し柿などなど枚挙にいとまがない。

 そして今まさに干されてるのは、うちのそばだ。つい1ヶ月前には白い花を咲かせていたのだが、それも散って赤い茎のそばわらになり、「はさ」と呼ばれる干し場にかけられている。天日で気持ちよく干されて、そばの滋味もアップ中だろう。人間で言うと、「大人の階段を昇ってる」くらいかな。別に人間にたとえなくてもいいんだけど。

 それにしても「はさ」にかけられてるそばわらと柿がベストマッチで、日本の秋の原風景って感じかな。。。

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