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お月見

 窓を開けると、さすがに冷たい空気が入ってくる。かといって、窓越しに月を観るのも風流に欠ける。やはりひんやりした夜風に頬打たれながら、名月を愛でるのがいい。ススキも団子も飾ってないけれど、部屋を暗くしてぼんやり月を見上げるお月見も悪くない。

 満月のやさしい光に照らされた空を羊雲がゆっくりと流れていく。どうやら夜行性の羊がいるらしい。まあ考えてみれば、羊雲が現れるのは昼間に限った話ではない。月を横切っていく羊雲を数えていると、眠ってしまいそうだ。

S20091001_021

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